1949-05-18 第5回国会 衆議院 商工委員会 第18号
たとえば関西においては、あそこは溶鉱爐でなくて平炉式電氣炉でやつておるのでありますが、ここのところは今大騒ぎしておる。この法案によつてくず鉄はなくなる。われわれの手に入らない。中山製鋼あたりで騒いでおる。これは非常に困難な状態に陥る。どこへこれがどんどん入るか。言わずと知れた八幡製鉄と日本鋼管に入ることはわかりきつておる。
たとえば関西においては、あそこは溶鉱爐でなくて平炉式電氣炉でやつておるのでありますが、ここのところは今大騒ぎしておる。この法案によつてくず鉄はなくなる。われわれの手に入らない。中山製鋼あたりで騒いでおる。これは非常に困難な状態に陥る。どこへこれがどんどん入るか。言わずと知れた八幡製鉄と日本鋼管に入ることはわかりきつておる。
日鉄の輸西、釜石、八幡、廣畑、日本鋼管の川崎、それから中山製鋼という六工場に集中しておりまして、電氣炉による製鉄工場は、ほとんど全部が全部つぶれるということは、必至であろうと思うのでありますがこの三社のみは三倍一以上の増資という状況になつております。これは石炭についてもまた相当極端でありまして、今日中小の炭鉱といわず、相当の大きな炭鉱においても非常な危機に瀕しておるわけであります。
○藤井丙午君 今の御説明で八幡、廣畑、釜石、輪西というふうにお述べになりましたが、これは日鉄関係でございまして、この請願者の大部分はむしろ東北の特殊メーカーが多く電氣炉を使用しておる。むしろこの方の主題の請願でありますから、その点だけをちよつと御認識を新たにして頂きたいのですが、ただ今お伺いしておると配電経費が東北地方が非常に高い、これはどういうわけですか。
それに引続きましてフエロア口イの工場の電氣炉はほとんどカーバイトに大した手を入れないで使えるものでありますから、フエロアロイの工場を全部石灰窒素に切りかえる。富山の礬土頁岩を溶かしておつた工場も同様石灰窒素に切りかえる。戰時中ほとんど修繕もできないくらいいたんでおりました鹿瀬の石灰窒素の工場も修繕して使う。
○明禮委員 それでみな仕事は電氣炉、製鉄、農機具二次製品、軽金属製品、製材、木工、自動車修理業、食糧品加工、畜産業あるいは土建業から倉庫業、ホテルというようなものがありますが、これが二人か三人でできておりますか。
七、豊水期における余剰電力の徹底的活用をはかり電氣炉鋼塊の増産をはかること。 八、不用鋼材及び不用銅塊、上物屑等の再圧延を更に増量すること。 九、外資導入により製鋼用機械及び同施設図面の輸人並びに外國技師の招聘等により、設備の能率化と技術の向上をはかること。
第一が石炭の不足のために、生産の方式を、石炭による製法、例えば硫安の水性ガス法熔鉱炉等から、電氣による電解法と電氣炉法、そういうものへ轉換した。そのために、例えば硫安では製法の轉換によつて、同じ一トンを作るのに四、五倍の電力量が要る、銑鉄の場合は電氣炉によつて、約三十倍くらいの電力量が要る、綱塊では二十倍くらい要る。そういうふうに製法の轉換によつて、同じ一トンを作るにも非常に電力が沢山要る。
兵器は先ほど會計檢査院からお話がありました通り、非常に不便なところにございまして、これをできるだけ早く民需に活用いたしますためにこれを早く解體しまして、電氣炉なり平炉なりに運ぶということが必要でございまして、擔當五社におきましてはそれぞれ地域を分擔いたしまして處理いたしたのでございますが、五社としましても自分の作業力だけではとうていできないのでございまして、兵器處理の關係ではあらゆる下請機關を使つておると
すなわち、具体的方策として第一に、銑鉄輸入不足量は國内電氣炉銑の増産及びくず銑の収集によつてこれを補充し、次に、電力については深夜電力その他降雨地区、時期的余剰電力の徹底的活用を策し、電極に対しては極力消費を規正し、不足量は急速に輸入を懇請し、さらに海南島鉄鉱石七十二万トンのうち本年度三十万トン並びに開らん炭及びせつかくルートのついた樺太炭の輸入も、また所期の計画を促進貫徹し、予定通り七十万トンをひとまず
この観点より、私は極力銑鉄及び鋼片、半製品の輸入を促進し、平炉及び電氣炉、または圧延を中心とする伸縮容易にして世界市場の変動に應じ得る生産方式に改めることこそ、現下の危機を救い、わが國將來の鉄鋼政策を確立する一石二鳥の方策なりと信ずるものであります。
電極に至つてはきわめて悲觀的で、電力事情もまた電氣炉製鋼に多大の障害を來すことを覺悟しなければならないと思うのでございます。なお良質鑛石の確保についても、不安なしとは斷言できません。石炭の入荷状態がさらに改善されない限りは、事態の悪化は免れない。
(拍手)これに引続きまして動力の問題、只今電氣炉若しくはいろいろなボイラー、こういうものは石炭を使うべきものが電力が使われておる。これも非常なるエネルギーの損失であります。こうした動力面におけるところの綜合対策ありや否や。この点もお伺いいたして置きます。